インプットとアウトプット

こんにちは。
長野県諏訪郡下諏訪町の美容室Hair & SPA  COCOの井上です。

仰々しいテーマですが、
僕の仕事観のお話。

インプットとアウトプット。
簡単に言えば、
勉強と発信。

世の中Instagram等のSNSのお陰で、総クリエイター時代と呼ばれる程に、大アウトプット時代。

僕ら美容業界も例に漏れず、見飽きるほどにタイムラインに美容師さんの投稿が並ぶ。

僕もひと昔前までは毎日数投稿、発信が全てだぐらいの勢いでやってきました。

お陰で良い体験や仕事の機会ももらうことが出来、恩恵はかなり大きかったです。

パタリと今は月に一回何かを投稿するかも?

くらい辞めてしまった。


大アウトプット時代の弊害なのだろうが、
中身の無い発信が多い。
(もちろん素晴らしい投稿の方もいます)

美容師さんのお客様ショットと薄いキャプション。
正直、どこかのお姉さんの毎日のコーデを見てる方が勉強になるし面白い。
ふと思った時に、
"あれ?これ自分の投稿ももしかして…"

となりました。

誰でも気軽に発信できる反面、メディアとしてのクオリティの低下が加速している。
勉強になる投稿、刺激になる投稿は限られた一握り。

その一握りを目指す為に、
質<量の投稿を繰り返しての結果なのだろう。

似合ってない長さ、
合わない色の組み合わせ、
キャプションがインフォメーションと中身の無い一言。

投稿はしてあっても、中身がとにかく薄い。

中身の進化が発信スピードに追いついていない状態になってしまっていないか?

そう自問自答するうちに、今のままではダメだと感じるようになりました。

僕らの技術は積み重ね。
日々、雑誌等のメディアや街を行く人、様々な所にヘアデザインのヒントは転がっている。
ふと思いついたら、マネキンをカットする。
頭で理論を構築する。

これが僕のインプットのルーティン。

誰かがやって良さそうな物の上辺を真似するのではなく、自分で試行錯誤した方が良い技術になるんですよね。

"何故こう切ったのか?"
本質がわからなくても、わかろうと考える。
それだけで、デザインが変わってくる。

フォロワー欲しさにいいね!して回ってる場合ではない。

そしてインターネット上の誰かではなく、
明日、目の前に座るお客様へ自分の技術をアウトプットする。

今の僕の段階はココ。

もっともっと、目の前の鏡で喜んで貰いたい。

美容師人生はまだたったの14年。

20年

30年

40年

と洗練された技術を求めて、貪欲にインプットしていく。


まだ上手くなるの?
と言っていただける日が来るまで、井上走ります!