パーマとカラーを同時にできるのか?
こんにちは。
長野県下諏訪町の美容室Hair&SPA COCOの井上です。
さて今回の話題は、お問い合わせNO,1
カラーとパーマを一緒にできるの?
というご相談について回答していきます。
(ズバ!っと一言で書けない為、少し長くなるかもしれませんがお付き合いください)
近年の薬剤は各メーカーさんの努力によって進化が素晴らしく、低刺激・高効率のアイテムが増えてきました。
ダメージも臭いも質感も昔と比べると比較にならないほど良いものになっています。
”じゃあ一緒にできるんじゃないの!?”
と思うのですが、まず大前提で医薬部外品登録の薬剤使用の場合、カラーとパーマの同時施術は禁止されております。
”おいおい!やったことあるよ!?”
という方は、慌てず聞いて欲しいのですが、”化粧品登録の薬剤”の場合は同時施術が可能となっております。
(よく広告等に載っている文言で言えば”コスメパーマ”というやつですね)
◆1週間以上空けてを推奨!
それで、
当店ではどんな風に対応させていただいているかというと…
基本は”1週間空けての施術”を推奨しております。
”痛むから?” ”負担がかかるから?”
と様々な聞かれ方もしますが、一番の理由は…
”トラブルが多いから”
カラーとパーマは、どちらも薬剤によってキューティクルを開けたり閉めたり髪に沢山の化学反応を起こさせます。
パーマが先の場合はカラー後、パーマが緩くなるリスクがある。
カラーが先の場合はパーマ後、色が抜けるリスクがある。
この二つの理由が1週間以上開けていただくことが多い理由です。
どちらも、せっかく施術したならできるだけ長く楽しんで欲しい。
そんな思いから、皆様へお願いさせていただいています。
落ちるのを計算してパーマを強めにor色を濃いめにという方法もあるのですが、髪質によって変わる為、かなりの不確定要素を含みます。
僕としては、不確かな要素に皆様が数ヶ月過ごすヘアスタイルを委ねたくないという気持ちもあります。
そんな訳で ”約1週間ほど空けて” とご協力いただいております。
◆例外もある
結論から言えば、原則、同時施術は推奨しないということでしたが、
例外として一緒にできる場合がございます。
それは、
・カラーリングがリタッチの場合。
・パーマの施術がポイントの場合
・毛先中心のデザインの場合(デジタルパーマ等はこれに当たります)
・デザイン上、影響が少ないと判断した場合
カウンセリングの後、決まったデザインがこれに該当する場合は同時施術をさせていただいています。(もちろん薬剤の決まりごとは遵守!)
◆基本はパーマが先がオススメ! パーマとカットを同じ日に!
1週間開けるの理解したけれど、どっちが先なの?という質問もよくいただきます。
僕のオススメはパーマが先です。 カラーリングの方が色落ちの影響が出やすいです(色にも寄りますので相談してください)
なのでご予約の入れ方としては、カラーリングをしたい1週間以上前にカット&パーマをご予約が良いかなと思います。
なぜパーマとカットを同じ日にするかというと、
パーマもカットも形をデザインするメニューだからです。
カラーリングでは形を変えません。色味や光の当たり方を調整してくメニューですよね。
実は皆様のヘアスタイル作りにおいて、ストレート仕上がりの人、パーマ仕上がりの人、ストレートもするしコテでカールもする人で毛先のバランス、梳き方、形の作り方と全部カットが違います。
ご自宅での扱いやすさを考えると、
パーマにはパーマ用のカット、かかっていない髪にはかかっていない用のカットをさせていただきたいのです。
もう一つの理由としては、僕の考え方はあくまでカットが主役だからです。
カットスタイルを映させるためのパーマ。
カットスタイルを扱いやすくするためのパーマ。
(扱いやすいパーマはカットありきなのです…)
なので、
しっかりカットでデザインを整えさせていただいてからパーマをかける。
ということを徹底させていただいております。
さて、えらく長々と書いてしまいましたが…笑
サロンでは中々お話ししきれない事が少しでも知ってもらえたらなんて思います。
皆様のヘアスタイルがより輝きます様に、僕も日々頑張ります!
では、この辺で。
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